今日は「父の日」ですね。
昨年の今頃、私の父は病院で闘病中でした。
父の日のプレゼントに贈った革のサンダルをとっても気にいってくれてありがとうメールをくれました。
その直後まさかの入院。
時間を作り 日帰りで何度も何度も、鹿児島へ足を運びました。
ドクターからは かなり危険な状態だと何度も説明されましたが父はその度に奇跡をこしてくれました。
だから私たち家族は、必ず父は家に帰ってくると信じていました。
それなのに5か月間の闘病生活の後、父は帰らぬ人になりました。
人生でこんな悲しみはありませんでした。今でも父を想うと涙が止まりません。
父はいつも穏やかで冷静で優しくて憧れの「お父さん」でした。
クラシック音楽、読書、ゴルフが大好きでそしてグルメでおしゃれでした。
子供の頃は自慢のお父さんでした。
大人になってからもいつもいつも私を応援してくれていました。良き理解者でした。
もう一度会いたい。話がしたい。一緒にお酒を飲みたい。
いつもそう思っていた時に・・・
ある方の講演会でこんなお話がありました。
その方もお父様を亡くされ悲しみからぬけられなかった時、
「お父さんは天国という遠い国へ旅に出たんだ。だからいつかきっと会える。ちょっと長い旅行をしているんだ」
とポジティブに考えを転換されたそうです。
そのお話をきっかけに私も少しずつ「父は遠い国へ旅に出たけれどいつかまたきっと会える」と思えるようになれました。
そして同じように最愛の家族を失った方の気持ちもわかるようになりました。
今年の父の日、父が大好きだった胡蝶蘭の花を贈りました。
お父さん。ありがとう。